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まずはガイドブックを頼りに
回ってみる

僕は、普段から食べ歩きが大好きです。特に、旅行先での食べ歩きは、その土地ならではの郷土料理や、土地の人ととのふれあいがあって、特にワクワクします。初めて行ったところであまり土地勘がないのであれば、ガイドブックやグルメのポータルサイトををまず頼りにするのが常套手段だと思います。それらの良いところは、単に有名でみんなからおいしいと評判のお店を教えてくれるだけでなく、開店時間や料金、駐車場の有無、サービス料の有無などの情報が載っていることです。

それに加えて、地図が添付されていることが多く、お店を見つけやすいというのもメリットです。特に予定が詰まっていて時間があまりない旅行では、効率よくお店を回っていかないといけないので、それらを頼りにすることは大きなメリットがあります。また、特に東京や大阪のような大都市だと、あまりにもたくさんの飲食店があり過ぎて選択肢が広くなってしまいますので、ミシュランを始めとする評価を事前に見ることで、行きたいお店を見つけやすくなります。

一方で、いわゆる有名店ばかりが載っているというデメリットもあります。個人的には、地元の人が通うようなこじんまりとしたお店も好きなので、ガイドブックやポータルサイトだけを頼りにするとこうした楽しみを味わうことができません。そこで私は、土地勘のないところに行く時は、初日のみ情報を頼ってお店を見つけて、二日目からは自分の足でお店を探すという方法を採るようにしています。紹介されているようなお店は間違いのないサービスと料理の質を提供してくれますので、その地域のいわば基準となるお店と言えます。その上で、掲載されているお店のメニューや料金を見ながら、なんとなくそのエリアのお店の基準を計るようにしているのです。料理の全体的な雰囲気や料金を見て、その地域のなんとなくの基準を自分なりに見出すことができたら、地元の料理店をチェックするのも楽になります。

食べ歩きをする時に掲載されているお店に行く際には、できるだけ一品もしくは少しだけ料理を頼むようにしています。食べ歩きなので、できるだけたくさんのお店を回りたいという思いがあるからです。一軒目はガイドブックを頼りにして、その次は付近でお店を別に探してみます。次のお店がとても良ければ大満足ですし、イマイチだったとしてもガイドブック基準の平均的なお店の味を楽しむことができたので、その日はそれで良しと思えるからです。食べ歩きは一軒だけで満足するのではなく、何軒も回って思う存分食べることに意義があると思いますので、僕にとってはこの方法がベストだと思っています。

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